235年下旬前編
235年下旬前編。
子供時代の終わりが近づいてくる。
21日。
今日はバグエルが来る日!
「えへへ~今年は見に行ってもだいじょーぶなんだよ!」
「あら……えーっと……ああ、今日ドリス先生の授業の日?」
「そう!」
「なるほど。席について出席だけしておしまいで大丈夫なのか」
「だからーみんなでおやすみーって言って、いそいでバグエル見に行く!」
「ふふふ。焦って転ばないようにね。多分、はじまる前には間に合うでしょう」
「そうだね。普通の選抜戦の試合と違って余裕があるからね」
「でもね、ママのお話も聴きたいから、いそいでいく!」
「あら。嬉しい」
「バグウェル戦の女王陛下の言葉は重みがあって格好良いからなあ」
「新年の儀と同じくらい威厳がある感じよね、我ながら。四年に一度だから気合も入るし」
「セリーナさんは、いつでも威厳があるよ」
「――もう……マクシムくんはいつも嬉しいこと言ってくれるんだから」
「……パパ、ママ、早く食べた方がいいよーそーこーかいでしょー」
「! そうね、急がないと」
「うん。食べようか」
子供時代の終わりが近づいてくる。
21日。
今日はバグエルが来る日!
「えへへ~今年は見に行ってもだいじょーぶなんだよ!」
「あら……えーっと……ああ、今日ドリス先生の授業の日?」
「そう!」
「なるほど。席について出席だけしておしまいで大丈夫なのか」
「だからーみんなでおやすみーって言って、いそいでバグエル見に行く!」
「ふふふ。焦って転ばないようにね。多分、はじまる前には間に合うでしょう」
「そうだね。普通の選抜戦の試合と違って余裕があるからね」
「でもね、ママのお話も聴きたいから、いそいでいく!」
「あら。嬉しい」
「バグウェル戦の女王陛下の言葉は重みがあって格好良いからなあ」
「新年の儀と同じくらい威厳がある感じよね、我ながら。四年に一度だから気合も入るし」
「セリーナさんは、いつでも威厳があるよ」
「――もう……マクシムくんはいつも嬉しいこと言ってくれるんだから」
「……パパ、ママ、早く食べた方がいいよーそーこーかいでしょー」
「! そうね、急がないと」
「うん。食べようか」
そーこーかい見に来たの!
へいかーも、パパも、アスターしんかんさまーも、ドリスせんせーもちょっと笑ったけど何も言わなかったよ。
王さまのイスでの四年に一回のおしごとね。ママ……へいかーカッコいいね。
ドリスせんせー頑張ってね!
学校行って
今日は学校おやすみーって言って
まにあったー!
ヴィクトールにいにの側に座ったよ。
「……お。ジークルーナ、学校からきたのか?」
「うん! まにあった!」
「ははは。息切れしてるな。ほら、ゆっくり座れ」
「ありがとー」
へいかーのことば、やっぱりむずかしいけど、でもカッコイイ。
バグウェル戦のセリーナを見てしみじみ、ああカッコイイな、と思った。
アスター神官も最高にカッコいいけど、国王の威厳も凄い。
おそらくこれがセリーナが見る最後のバグウェル戦になるだろう。
だからしっかりと見ておこう。そう、思った。
バグエルとのしあいは。
ドリスせんせーざんねんー。でもおしかった気がする!
ガードは巧かった。フルで貰うことは一度もなかった。
ただどうにも攻めあぐねたらしく、敗退。
他国ではNPC龍騎士も多く輩出されているようだが、未だに我が国では7代目レンのみ。
いつか見たいなあ。記憶にある限りでは、魔導師長アモスが一番惜しかったな。
かえろーと思ったら。
ロジェちゃんが「おーい!」って走ってきたよ。
「すごかったねー!」
「ね! せんせーおしかったね」
「うん! もういちどやればいいのに」
「あはは。そうだねー。もう一度やればかてるかもね!」
「だよね!」
うたげに行ったよ。
ドリスせんせー、おしかったよ! またがんばってね!
お家に帰ったら
にいにがいた。
パパと何かお話して帰って行ったよ。なんのお話だろう……?
クール(-/-/-)なわりに思い出したように話しかけてくる兄。
時間が経つにつれそういうこともなくなっていくのだろうけれど、やっぱり嬉しい。
もうちょっと家を出た家族もあれこれ話しかけにきてもいいのになあ。
22日。
学校は
昨日頑張ったドリスせんせーのじゅぎょうね。
ギートのお話。
パパ頑張ってるよ。来年もほーさくになりますよーにって。
それと、
ポトとニゴ! わたし、ポト大好き!
でもね。お腹がへってるときに、たねまいてーポトとっても、まにあわないと思うの……。
だって、お家に帰っておりょーりしなきゃだよね……そのまま食べられないもん……。
じゅぎょーの後。
レノックスちゃんにさそわれた。
レノックスちゃんは、わたしと遊ぶの楽しいって言う。
わたしも、レノックスちゃんと遊ぶの楽しい。
でも、レノックスちゃんは他のコと遊ばなくてもいいのかな……?
学校の後、フェリスちゃんに会った。
「……フェリスちゃん、うれしそーね」
「ふふふ。わかっちゃう?」
「うん。しあわせーそう。しあわせーになるの?」
「幸せ……うん。そうかな」
「そうなんだ! おめでとう!」
「うふふ。ありがとう」
というわけで。
一直線カップルがゴールインと。片方神職とは思えないね……。ホント。
ギローの家名は王家で残ればいいので、調整などはせず昼前に一度ロードして、学校行ってとやったのだが、一度で思惑通りフェリスからのプロポーズになった。
が、その後ヴィルジールが指輪を引きずっているところをしばらく見続けることになり、いたたまれない気分にw プロポーズ関係なく渡せばいいのにw
指輪持ってるヤツには決めて欲しいよなあ、できれば……。
フェイの森で遊んでたら
アスターしんかんさまーだったランスちゃんがまたびょうき……。
お仕事頑張るのね。でも、ぼちぼちでいいと思うの。
夜。
にいにがきた。
「ほら。もう暗くなったぞ。家に帰れ」
「うーん……でも、まだちょっと……ティリグ材とか売りたいの」
「ダメだろ。親父かお袋が迎えに来るぞ?」
「だ、だいじょうぶだよ」
「大丈夫じゃない。なんだったら持って帰るぞ?」
「……もって……?」
「持ち上げて」
「!!! か、帰る! だいじょうぶ!」
「――なんだ。残念だな」
「……えー……」
いそいでお家に帰ろうとしたら
本当にママがきた!
迎えにきてくれるの、やっぱりうれしい……。
そして。
パパとママはやっぱりらぶらぶー。
23日。
学校で
今日はレニーちゃんに追っかけられた……。
もー。みんなすぐ「どーん!」ってする……。
じゅぎょーは
明日のはやがけーのせつめーね。
去年、頑張ったら今年はぼちぼちにするの。
学校の後は、レノックスちゃんとおでかけ。
「今日は、わたしのほうがうまかった!」
「むー……ちょっと足がすべりすぎた……」
「へへへ。もう一回やるー?」
「やる」
「じゃあもう一回ね! 次もわたしの方がうまいよ!」
「僕も負けないよ!」
「うん! よーし行くよー」
「オッケー!」
遊んだ後に、フランキーさんによびとめられた。
「フランキーさん、しあわせーそうね」
「ん? ああ。幸せだよ」
「ふーん……アマラちゃんとしあわせー?」
「……ませてるなあ」
「ませ? ませってなんなのかなあ。にいにも前に言ってた」
「ははは。そうなのか。まあ、それでフリオニールさんに教えてもらってないなら、わからなくていいんだよ」
「えー……」
「もうすぐ大人だろ。そうしたらわかるよ」
「むー……」
フランキーが二股かけていたわりに、結局一貫して両想いのままアマラとゴールイン。
ナタリーが乙女でなかったり、フランキーが神官だったり、アマラが乙女だったりしたらまた変わったのかなあ。まあ結局のところ、まとまるべきところがまとまって落ち着いた感じなので、良かった。
イスカの乙女はまあね、うん。
最近、ちょっとティリグの実集めながら、虫とりしてたの。
ティリグの実、いっぱいたまったよ。……あんまり好きじゃないけどヒラムシも……。
今更虫取りの実績ゲット。ニコの時もレンの時もスルーしてたんだよなー。
男子で取る方がいい実績の気がするし、別に大人になってからでも取れるんだけどなw
いっぱいたまったティリグの実を、植えてティリグ材にしてたら
パパとママがらぶらぶー。
パパは毎日ママをお迎えに行くの。そして、らぶらぶー。
24日。
今日はダロスのはやがけ!
「今年はね、ぼちぼち~にするの」
「あらそうなの? 今年も誉めてあげられるのかと思ったのに」
「うん……ママに誉めてもらうのうれしいけど、でも他の子も誉めてあげて欲しいの」
「ははは。ジークルーナちゃんは優しいな。でも、ちゃんとやらないのは良くないよ」
「そ、そっか……うん。ぼちぼち頑張る~」
「ふふふ。やれるだけやりなさい。ジークルーナが頑張るコなのはちゃんとわかってるから」
「はーい」
はやがけーの前におさんぽしながらティリグ材を売りに行こーとしてたら
レノックスちゃんが。
「ジークルーナさま。明日、遊んで欲しいな」
「――うん。明日……いいよ。でも」
「?」
「わたしでいいの?」
「? なんで? ジークルーナさまと遊びたいと思って」
「――そっか。うん。じゃあ、明日遊ぼうね」
「良かった。じゃあ学校の後で」
「うん。ハールの庭園ね」
わたしでいいのかな? ベアトリスちゃんはいいの? って思ったけど。
でも、なんかそういうことは、きいちゃだめっていうか、ききたくないって思ったの。
……むずかしいね。自分のことなのに、むずかしい……。
ネストールくんは今年もやる気!
負けないよー!
明日のためにじゅんびしとこーと思ってフェイの森へ。
イスカのおとめさまーバーバラちゃん。かわいくてきれいね。
にっこり笑ってくれると、うれしくなる。
明日のじゅんびは
ばっちり。またよろこんでくれるかなあ。
でも、レノックスちゃんはお花より、もう一つの方がいいかなあ……。
ダロスのはやがけ!
今年はヴィルジールちゃんのお父さんね。
……今年も……やる?
へいかー……ママ。ぼちぼちがんばるよ。
そして
……
やっぱりいいいいいいい。もおおおおお。
いーじーわーるーーーーーー!
・
・
・
いっちばーんだけど。
一番ジェリちゃん、二番ネストールくんね! わたしはさーんばん。
おめでとー! ジェリちゃんはおてんばだもんね!
おめでとー!
はやがけ終わって、ふーってしてたら。
ネストールくんが「おーい!」って。
「おつかれー。今日は俺の勝ちーな!」
「おつかれー。ネストールくんおしかったね! もうちょっとでいちばんだった」
「なー。すごくくやしい……。婆ちゃにほめてもらえるところだったのに」
「ふふふ」
ネストールくんとバイバイしたら、
今度はレノックスちゃんが「おーい!」って。
「おつかれさま」
「おつかれさまー」
「明日、ヤクソクね」
「うん。だいじょうぶ。ヤクソクね」
「うん!」
お家に帰ったら。
ロジェちゃんも遊びに来たよ。
速駆け終わった後硬直がとけてからしばらくぼーっとしてたら、即金縛り。どっからか「おーい!」されたと思ったら、甥であるネストール。友人と同じくらい常に親しく話してるつもりだが「おーい!」されて本当に嬉しかった……。
そして続けてレノックスが。君は今朝方すでにこっちを遊びに誘っているのにその上「おーい!」とかさ……嬉しすぎてもだえた。
最後に家に遊びに来るロジェ。
幸せな一日であった。
25日。
パパとママが朝からにぎやか。
わたしは……まだ……ねむいよ……みゅぅ……。
フェリクスちゃんとシャオちゃんのお家に赤ちゃんうまれたっておしらせきたから、おいわいに行ったよ!
ふふふ。おめでとー!
シャオちゃん、フェリクスちゃん、しあわせーね。本当におめでとー!
イフィゲニアちゃん、これからよろしくね!
学校。
教会をつくったよーっていうお話ね。シズニさんとみんなで作ったの。
学校の後は、レノックスちゃんとおでかけなんだけど。
シズニしんかんさまーガイアせんぱいと、カルナのおとめさまーナタリーちゃんがおでかけ。
ネストールくんが、ナタリアちゃんとおでかけ。へー。
ナタリアは、眉毛がきりっとして素敵な求道者4bちゃん。
ネストールはイスカの乙女になってしまったバーバラが好きなんだと思っていたが、どうやら4bちゃんが好みらしいということがわかったw
レノックスちゃんと精霊の木へいったら、ネストールくんとナタリアちゃんもいて、一緒に遊ぶことになった。
……ちょっとざんねん……ん?
「お誕生日、おめでとう~♪」
「ありがとう。うれしいな」
「それと、今年もこれね」
「あ。めずらしいヤツ。去年もその前もくれたよね。ありがとう」
「うん。あとねー今年はもう一つあるの」
「?」
「はい。これ」
「あ! これすごくめずらしいヤツだ! くれるの?」
「うん。レノックスちゃんはお花よりこっちの方が好きかなって」
「どっちもうれしいけど、これはすごくうれしいな」
「ふふふ、やっぱり。よかった」
男の子ってやっぱり虫好きねー。
もう一つあるから、じゃあこれは……。
いつもなかよくしてくれるマドックちゃんに~。
ふふふ、やっぱりうれしいんだね。
虫キング実績の戦利品である。
何故かこれだけグラでちゃんと授受が成立するんだよなー。
◇
235年下旬前編終了。
特に何事もなかったがSSが多めだからか縦に長くなっている気がする。
特筆すべきことはないが、新成人がまとまるべきところがまとまって、最終的におそらくシズニとカルナもまとまるのであろうという感じに。
ほとんど今年は混乱がなかったなー。去年一昨年が酷かったからな……。連打破局に近いものの回避をしたりとか、さらっと別れようとしたりとか……。
既に実プレイはもう236年も後半なので来年自分たちの結果は既に出ているのだが、まあ混乱らしい混乱はないが、色々不安はある感じなのだが……。
子供時代も残りあと5日。さくっと記事の方はあげていきたいところ。
2013/05/12 Sun. 12:54 [edit]
category: 10代目ジークルーナ プレイ日記
thread: ワールドネバーランドシリーズ - janre: ゲーム
tb: -- cm: 0
| h o m e |